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講談・連続物の紹介とあらすじ


 講談を本格的に楽しみたいのなら、やはり連続物をじっくり聞き込みたいところだが、短くて数席、長ければ数十席もある。演じられる機会も多いとはいえないし、演じる方もそれを聴きに行く方も大変である。それならばもっと手軽にCDあるいはネットで聴きたいと思うのだが、それも(表向きは)なかなか出来ない。現在、伯山さんの人気がブレイクしているが、連続物を聴くのに苦労する現状も何か変化が起きるかもしれない。


講談・連続物あらすじ
安政三組盃
伊勢の初旅(大岡政談・鰯屋騒動)
宇都宮釣天井
甲斐勇吉
髪結新三
寛永三馬術
関東七人男
雲霧五人男(雲霧仁左衛門)
慶安太平記
小猿七之助
新吉原百人斬
仙石騒動
相馬大作
天保六花撰
徳川天一坊
古市十人斬
村井長庵
柳沢昇進録
薮原検校
祐天吉松
四谷怪談
テスト


講談・主な連続物

【軍談】
●太閤記
 ▽豊臣秀吉が出生してからの一代記の読物で、話数は非常に多く、かつて上方には360席を毎日一席ずつ1年間通して読んだ講釈師がいたとも伝えられている。連続物としては上方で旭堂南海が演じたものがCD化されている。http://welovekoudan.com/#sec4
●源平盛衰記
 ▽源平の合戦の一連の読物。1156年の「保元の乱」から始まり「平治の乱」「石橋山の戦い」「富士川の戦い」「倶利伽羅峠の戦い」「宇治川の戦い」「一の谷の戦い」「屋島の戦い」、そして1185年「壇ノ浦の戦い」で終わる。講談の一席物としては「五條の橋」、「青葉の笛」、「扇の的」、「宇治川先陣争い」などがよく掛かる。
●真田三代記
●川中島合戦
●三方ヶ原戦記
●難波戦記
●太平記

【武芸物】
●寛永宮本武蔵伝
●塚原卜伝
●真田十勇士
●寛永三馬術
●慶安太平記
 ▽江戸時代初期の1651(慶安4)年に起こった『慶安の変』(由井正雪の乱)を題材とした読物。由井正雪が丸橋忠弥などの門人と共に、徳川幕府に対して反旗を翻す。3分の2ほどは、正雪が同志をいかにして集めたかという話。

【金襖物】
●伊達騒動
●加賀騒動
●柳沢昇進録
●田沼騒動(天明七星談)
●仙石騒動
 ▽但馬国出石藩5万3千石の城代家老、仙石左京は我が息子の小太郎を次の藩主にと据えようと、現在の殿である仙石美濃守を亡き者にしようと企む。このお家の大事に神谷転(うたた)が立ち向かう。

【政談物】
 大岡政談の中で有名な物が多い。
●徳川天一坊(とくがわてんいちぼう)
●村井長庵(むらいちょうあん)
●畔倉重四郎(あぜくらじゅうしろう)

【仇討物】
●伊賀の水月
 ▽伊賀の水月」は、「荒木又右衛門」とも題される“36人斬り”の名場面で有名な講談で、赤穂浪士・曾我兄弟と並んで日本三大敵討ちの一つとされる。
●曽我物語
●赤穂義士伝
●金毘羅利生記
●相馬大作

【世話物】
●祐天吉松
●寛政力士伝
●朝顔日記
▽筑前福岡藩の家老を務める矢部靱負(ゆきえ)の娘・深雪(みゆき)は十六歳である。京都の宇治川で螢狩りに赴いた折に、宮城八十次郎(やそじろう)という儒学の先生と出会い一目惚れをする。2人の縁談が持ち上がる。話はまとまり、あとは八十次郎が来たならば結納を交わすという段になって、八十次郎は病気になって訪れることが出来なくなってしまう。これからこの2人の行き違いの物語が始まる
●玉菊燈籠
●妲妃のお百
●新吉原百人斬り
●安政三組盃
●青龍刀権次
●小猿七之助
●佐倉義民伝
●古市十人斬り

【白浪物】
●石川五右衛門
●天明白浪伝
●雲霧五人男
●緑林五漢録
 ▽現在、演じるのは一龍斎貞水のみ。獄門小僧初之介、業平小僧金五郎、鼠小僧次郎吉、野衾小僧幸次、天狗小僧霧太郎という六人の泥棒が活躍(?)する。
●文化白浪

【侠客物・三尺物】
●清水次郎長伝
●国定忠治
●幡随院長兵衛
●天保水滸伝
 ▽『天保水滸伝』というと今では浪曲のイメージが強いが元は講談で、宝井琴凌という講談師が房総を旅した際に聴いた侠客同士の抗争を、読物として仕立てたものと言われている。
●夕立勘五郎
●大前田英五郎
●関東五人男

【道中物】
●水戸黄門漫遊記
●柳生十兵衛隠密道中

【怪談】
●四谷怪談
●番町皿屋敷
●牡丹灯籠
●真景累ヶ淵

【新作】
●甲斐勇吉(かいゆうきち)
●快男子(かいだんじ)
 ▽西郷隆盛の家来であり、彼を敬愛する仁礼半九郎が主人公になる。




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