そもそも
(二段目)
しかるに
(三段目)
(四段目)
さてそれより
(五段目)
(六段目)
さて
(七段目)
この時
(八段目)
この
(九段目)★★この段はYouTube音源では省略されています
さて、
(十段目)
この時
★★★★★YouTube音源では『★』で囲んだ部分は省略されています
★★★★★省略部分ここまで
ところへ、
『三方ヶ原の戦い』は元亀3年(1572年)に起こった武田信玄の軍と徳川家康の軍との戦い。織田信長撃退のため京へと向かう武田軍を、織田と同盟を結ぶ徳川軍が遠州三方ヶ原(現在の浜松市付近)で迎え撃つ。この時、家康は血気盛んな若輩でまだ31歳、対して信玄は百戦錬磨を重ねた52歳。家康軍は大敗を喫し「家康最大の負け戦」ともいわれる。一方で信玄も死期が近づいていた…。 講談でいう「修羅場(しゅらば、ひらば、しらば)」は軍談における合戦の部分で、高調子で勢いよく滔々と読み込む。この「修羅場読み」は講談を大きな声でリズミカルに読むための基礎といわれ、なかでも『三方ヶ原軍記』は基本中の基本の演目であり、前座にとっては必須のものである。難解な言葉が多用され、さらに人名・地名などの固有名詞がやたらと出てきて、かなり講談を聴き込んでいる人でも内容を完全に把握するのは難しい。しかし内容がある程度分かるようになれば、美しい語調とともにこの「修羅場」も楽しめるようになるであろう。 ここに掲載する『三方ヶ原軍記〜内藤の物見』はその初めに当たり、多くの新入り講談師はこの部分の習練から稽古を始める。また流派によって異なる箇所も多い。 |